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公開日:2024.01.01

いつの時代も主役は生徒個性を伸ばし、生きる力を育む教育の実践
 新名学園旭丘高等学校

  • 生徒会総務・執行部のメンバーと水野浩理事長・学校長(中央)

 1902(明治35)年に新名百刀女史により小田原の地に創設された「学校法人新名学園旭丘高校」(水野浩理事長・学校長)。生徒一人ひとりの可能性を大切にする建学の精神は、令和を迎えた現在も同校に受け継がれている。創立121周年を迎え、次の10年を見据えた「未来を切り拓く人間育成」に一層力を注いでいる。

 「なくてはならぬ 指折仲間の人となれ。悪しきとて、ただ一筋に捨つるなよ、渋柿を見よ、甘干となる」。学園創始者、新名百刀女史のこの言葉には、今日のSDGsのスローガンに繋がる誰一人取り残さず、一人ひとりの人間を大切に思う心が溢れている。「この精神を継承・発展させ、子どもたちを明日に向かって育てる学校づくりを進めている」と話すのは水野学校長。様々な国籍の生徒が共に学び合う「国際クラス」をはじめ文武両道を実践する「スポーツ進学クラス」、不登校の生徒の再チャレンジをサポートする「ベーシッククラス」など一人ひとりの個性や進路探求に応える多彩なカリキュラムを展開している。その環境下で、生徒たちは自分自身を見つめ、お互いを高め合う学園生活を送る。その生徒たちに話を聞いた。

多角的な視点が身に付く環境

 全校生徒の自発的な活動を促すけん引役を担うのが、生徒会総務・執行部のメンバー。奥津大雅会長(3年・クリエイティブクラス)と村山瑠唯副会長(同・進路探求クラス)、菊地琴花副会長(同・ベーシッククラス)、鈴木まひるクラブ協議会議長(2年・学業進学クラス)を中心に、9人で学園生活の向上に努める。今年度の挑戦の一つが文化祭改革。コロナ禍以前の形式で実施するにあたり、後夜祭を初開催した。各学年のアイデアをまとめ、野外ステージでの文化団体発表の場を提供。フィナーレの全校集会では曲に合わせてダンスの輪が広がり、学年を超えた一体感を創出した。「様々なルーツのある人が集まり、1つのものを作り上げることにやりがいを感じた。インスピレーションを受け、多角的な視点でものごとを考える力をつけられるのは、この学校ならではの魅力」と奥津会長は話す。

やる気を応援放課後学習支援

 小学校卒業後にカンボジアから来日したヘエン・カニカさん(3年・国際クラス)。外国籍の生徒が多く、日本語習得の授業が充実した環境に魅力を感じて入学を決めた。「クラスではいろんな言語が飛び交い、お互いに気を遣わずに過ごせる」と笑顔。放課後は同校が導入する学習支援体制を活用。講師からマンツーマン指導を受けられるため「毎日利用している。薬剤師になるために頑張りたい」と目を輝かせる。

部活と勉強を両立独自のプログラム

 スポーツ進学クラスの田中瑠乃さん(3年)と新和佳奈さん(2年)、西村友翔さん(1年)はヒップホップダンスで世界を舞台に活躍。ダンスに力を入れられる環境に魅力を感じ、揃って同校に進学した。学校外でスポーツ指導を受ける時間がカリキュラムに組み込まれており、「自分のやりたいことを伸ばせる」と田中さん。西村さんも「メリハリができ、ダンスと勉強の両立がしやすい」とうなずく。新さんは昨年、アメリカ・アリゾナ州で開催の「ヒップホップダンスチャンピオンシップ」団体戦に出場し3連覇を達成した。またこの3人は過日、中国河南省の高校生交流活動にも参加した。

働くビジョン明確に長期インターン制度

 田宮愛翔さん(3年)は「人のために英語を使える人になりたい」と国際クラスへ。3分の1が外国籍の生徒で、「日本にいながら海外にいるような環境」と声を弾ませる。3年次に約半年間、地域の企業や団体で行う「インターンシップ(課題研究)」では、実践を積むために小田原城天守閣で外国人観光客の案内対応を経験。「最初は緊張で話せなかったけれど、回数を重ねるごとに会話ができるようになった。社会で仕事をするイメージづくりにつながった」。また学園は、後援会活動の一環として後継指導者育成のための「ファンドづくり」やインターンシップと結んだ「未来観光進学コース」の新設などの計画づくりを進めています。

将来の夢見つけたきっかけは特別授業

 長塚楓さん(スポーツ進学クラス・3年)は中学時代、バスケットボール部に所属。高校から陸上競技部に所属し、やり投に挑戦し、関東大会に2度出場した。「クラスメートは勉強と部活動を両立していて刺激になる。苦しいときにも頑張れた」と長塚さん。栄養や身体の仕組みを勉強する「基礎体力」の授業で栄養士と出会い、憧れを抱いた。「投てき競技に移行したときに苦労して。スポーツ選手をサポートする栄養管理の仕事に魅力を感じた」。指定校推薦で食物学科のある大学への進学が決まっている。

グローカルな視野を持つ人材育成

 いきいきとした表情を見せる生徒たちを見つめ、水野学校長は「今を生きる子どもたちは皆、未来を求める旅を続けている。この国でも、イスラエル・ウクライナでも」と温かいまなざしを向ける。「Think  Globally,Act Locally」の視野を持った人づくりを目指す同校の挑戦と実践は、これからも発展し続ける。

学校法人 新名学園 旭丘高等学校

小田原市城内1-13

TEL:0465-24-2227

http://www.niina-gakuen.jp/

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