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小田原・箱根・湯河原・真鶴 社会

公開日:2025.07.17

自動車総連
福祉施設に車両寄贈
利用者送迎に活用

  • 寄贈された車両と関係者ら

 自動車業界の労働組合が加盟する「全日本自動車産業労働組合総連合会」(自動車総連)が7月10日、社会福祉活動の一環として、社会福祉法人宝安寺社会事業部に福祉車両を寄贈した。

 この取り組みは、全国各地の福祉施設・団体を支援するため1985年から続けられており、昨年までに全国1123施設に車両が届けられている。今回は自動車総連に加盟するミクニ労働組合を通じて、同法人が運営する福祉施設「ほうあん第二しおん」に贈られた。

 第二しおんでは、利用者の送迎が業務の半分を占めており、県西エリアを中心に1日およそ600Kmを走行するなど、車両が欠かせない。

 今回、寄贈されたのは5人乗りのスズキの「ソリオ」。利用者が安心して乗り降りできるよう、ヘッドレスト部分にグリップが設置されているほか、後部座席の天井にはモニターも備えられている。

 10日に寄贈式が行われ、利用者や職員からは喜びの声が上がっていた。第二しおんの本田節俊副所長は「ドアツードア送迎のニーズが高い。大切な移動手段として大事に使わせていただきます」と話した。

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