小田原・箱根・湯河原・真鶴 社会
公開日:2025.09.20
「ニセ警察官」に注意
手口や対策を紹介
全国的に多くの被害が発生している特殊詐欺。小田原警察署管内での今年1月から8月までの認知件数は50件となっている(暫定値)。最近多くみられる手口について、同署に聞いた。
警察官かたる手口が急増
同署によると国際電話番号からの不審電話に加え、最近目立つ手口が「警察官かたり」という。警察官を装い、本物と信じ込ませて金銭を奪うものだ。「『あなたが捜査対象になっている』『あなたの資産が犯罪で得たものでないか確認したい』と、言葉巧みに相手の不安をあおります」と同署。SNSやビデオ電話などに誘導し、偽の警察手帳や逮捕状の画像を送ったり、ビデオ通話越しに見せたりするのが特徴。「犯人は警察官そっくりに扮しているので、だまされやすい」という。そのため高齢者だけでなく若い世代も狙われており、神奈川県内でも20代が被害に遭ったケースもある。
また、実在する警察署の代表番号を偽装して携帯電話に表示させてかけてくる手口も確認されている。「ほかにも警視庁などの偽ホームページを作成して誘導し、逮捕状のような偽装書類を表示させて信じ込ませ、現金を振り込ませる手口もあります」と話す。
金銭要求の電話は「その場で応じない」
「警察官がSNSで連絡を取ることや、逮捕状の画像を送ることもホームページへ誘導して見せることもありません。もちろん、現金の振り込みを要求することもありません。不審な電話を受けた場合は、その場で応じないでください」と同署。「相手が警察官を名乗るのであれば、必ず部署名、氏名(フルネーム)を聞いて、電話を切って警察署に確認してください。よくある名字を名乗るケースもあるので、必ず電話をかけたとされる人と直接話すようにしてください」と呼び掛けた。
また海外からの電話が不要な場合は、国際電話番号からの着信を休止することもできる。同署生活安全課で対応している。
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