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小田原・箱根・湯河原・真鶴 政治

公開日:2025.10.18

9月定例会
公共施設利用料 引き上げ案撤回

 小田原市議会9月定例会が9月1日から10月6日まで、36日間の会期をもって閉会した。市は一般会計補正予算や条例の一部改正といった36件の議案を提出し、市有施設の使用料・観覧料の改定を柱とする条例改正案の一部については、審査を経て撤回した。

 「受益と負担の適正化」の観点から、小田原城天守閣や生涯学習センター、体育施設などの使用料・観覧料を引き上げるために提出された今回の条例改正案。審議を付託された常任委員会で意見などを踏まえ、天守閣と歴史見聞館を除く条例改正は行政側が見送るかたちとなった。

補正予算は12億円超

 全会計の補正額は総額約12億2千万円。

 このうち一般会計は約4億1千万円を計上。主要な事業としては、更新需要が増加する見込みのマイナンバーカードや電子証明書の窓口業務体制の見直しなどを図る事業費(682万7千円)や、多様な子どもの居場所に関する情報の発信や、市への寄付を活用した子ども食堂等の開設、運営費用を支援する「子どもの居場所づくり事業費の増額」(305万7千円)などを計上した。

 病院事業会計では、資材・労務単価の上昇を踏まえ、新病院建設事業の建設改良費に約7億8千万円が継続費として増額された。

一般質問は20人

 一般質問は市議26人(議長含む)中、20人の議員が登壇。都市計画や福祉政策、市民会館跡地整備、防災についてなどを市側に質した。

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