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小田原・箱根・湯河原・真鶴 文化

公開日:2025.12.02

万年地区青年会連合
力合わせ「しめ縄」奉納
稲から育て地域愛育む

  • 膨大な量の藁をすく

  • 力を合わせて藁を撚る

 小田原市の万年地区青年会連合(高橋健太会長)によるしめ縄づくりが、11月30日に松原神社境内で行われた=写真上。

 地域の子どもなど約40人が集まり、早朝に氏神の同神社の掃除を済ませたのち、小田原市栢山の田んぼで稲から育てたはるみ米の藁で奉納するしめ縄を作った。収穫した米約50キログラム分の藁をすき、大人と子どもらが力を合わせてひねり、同神社に奉納する約5メートルのしめ縄に加えて、浜町にある北條稲荷神社と天王社に奉納する3本を完成させた。

 田んぼを提供している志村米穀店(小田原市浜町)の志村成則さんは「藁を一本いっぽんすいて、みんなで力を合わせて藁を撚ったたエネルギーがしめ縄に込められている。こういった米の文化を伝えていけたら」と話した。

 しめ縄は同神社に奉納され、12月28日に取り付けられる予定。人の集まる年末年始の参拝時に、自分たちで作ったしめ縄が飾られているのを見た子どもたちが、喜び誇りに思うことで、地域のことを考え、未来へ気持ちをつなげていってほしいとの思いで同連合が企画したもので、今年で4年目となる。今回は同連合外の氏子町会の親子も参加し、市外の神社の氏子も視察に訪れるなどの広がりを見せた。

 高橋会長は「ほかの氏子にもこういった取り組みが広がり、子どもたちや未来のため、永く続いていくといい」と思いを話した。

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