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公開日:2026.01.01
卓球教室「たなか卓球クラブ」田中昇さん
信念を貫いて80年
人生の矜持、一冊に
小田原市矢作の「たなか卓球クラブ」監督の田中昇さんが昨年、傘寿の記念に3冊目の著書『信念を貫いて八十年』を刊行した。生い立ちから現役時代県代表50回や指導者として県代表選手70名育成等、卓球と人生の矜持を一冊にまとめた。
全日本出場と後進育成
田中さんは「15歳から20歳までの暗中模索の生活は筆舌に尽くしがたい」と言う。しかし図らずもその時の経験が心身の鍛錬につながった。
念願だった全日本出場を果たした後も長い年月をかけてさらに大きな目標に向かって挑戦した。
自宅に卓球場併設、小中生を指導して40年
たなか卓球クラブは40年前に設立後、市内外の小中生を指導して現在まで70名の県代表選手を育成している。
鴨宮中学校の外部コーチも40年間務め、団体で県代表18回、全国中学校大会にも出場した。
40代は会社の仕事、選手、指導、用品販売、協会役員と『五足の草鞋』を履いた年中無休の生活だったが、「全ての事で結果を出す覚悟だった」。
「どうだ?」と聞いて的確なアドバイス
田中さんは練習や試合で怒鳴ったり、叱ることはほとんどない。教え子に厳しくする指導者が多いが「怒鳴るのは指導ではなく単なる強制だと思っている」と語る。
「上から目線ではなく選手目線の指導を」という田中さんの思いが込められた言葉は「どうだ?」という問いかけである。
「選手が答える言葉はお互いの共通認識となり、ピンポイントのアドバイスができる」「この言葉は選手が心を開いてくれる魔法の言葉」と話す。
「やりぬく力」
田中さんは65年の卓球人生を振り返り、「情熱が途切れたことは一度も無かった」と力を込める。「やり抜く力が最も大切で、どうすればできるか」を追求した人生だったという。
「指導は究極の人生修行」と語り、「自分が成長することで選手も成長する。毎日選手のことを考えるのは楽しい」。
文章にこだわるルーツ
田中さんが文章にこだわるルーツは20代後半に、慶応大学文学部の教授が主宰する文章の通信教育を受講したこと。「余りにも難しく挫折しそうになったが、先生に励まされて続けた」。その時に文章も一流の書き手になると決意した。
「本は文章の集大成。項目を1ページ完結にこだわり写真やイラストを入れて読みやすくした」という。
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