小田原・箱根・湯河原・真鶴 社会
公開日:2026.01.10
健やかな土台作り、着実に
真鶴町 小林伸行町長
――2025年で印象的だった出来事は。
「真鶴港の指定管理者を再び町にお任せいただくことになったのは大きかったです。ここ数年の混乱により県が直接管理していましたが、外部から見て『真鶴町の体制が落ち着いた』と評価された象徴的な出来事と受け止めています」
――水道料金の改定についても大きな決断をされました。
「当初の計算では9%程度の値上げで維持できる見込みでしたが、物価高騰や深刻な老朽化対策のため現在のシミュレーションでは58%の値上げが必要という結果が出てしまいました。さらに現場を見て痛感したのは、インフラの老朽化が待ったなしであるという現実です。実際に町内で漏水による道路陥没も起きており、根本的に更新が必要だと判断しました」
――公共施設の再編についても踏み込んだ議論を進めています。
「真鶴町民1人あたりの公共施設面積は全国平均の約2倍にのぼり、放置すれば財政は破綻します。『なぜ無くすのか』との声もありますが、学校の建て替えを控える中、機能を集約し総量を減らす必要があります。子どもたちに借金を残さないための決断です」
民間人材の知見生かす
――新しい1年、どのような施策に重点を置かれますか。
「就任当初から掲げている『地固めの2年、攻めの2年』のうち、攻めに転じる時期です。現在総務省の地域活性化起業人制度を活用し、17人の民間専門人材を招いています。空き家対策や計画策定などプロの知見が役場に入ったことで職員にも良い刺激が生まれています。最初は戸惑っていた現場も今では『プロの力』を借りる文化が定着し、組織としてスキルが確実に上がっています」
――今後の具体的な重点目標は。
「水道料金改定を完遂すること。公共施設の再編を進めて、財政を健全化すること。空き家を掘り起こして移住者を増やすこと。この3つの柱で土台を固めることが目下の課題です」
――任期の折り返しを迎えました。真鶴の将来をどのように見据えていますか。
「真鶴町長としてもう一期は続けさせてほしいと考えています。今はまだ積年の課題を片付け、土地を耕している最中です。今まいた種を育て、果実を収穫するところまで責任を持って見届け、次の世代が新しいまちづくりを始めやすい『健やかな土台』を残したいと考えています」
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