足柄茶コンシェルジュのリーダー 石崎 雅美さん 開成町在住
足柄茶の魅力を多くの人に
○…足柄茶の魅力を伝える「足柄茶コンシェルジュ」のリーダー。これまでの活動が注目され、県が主催する「対話の広場」で黒岩祐治県知事などの前で事例発表を行った。「足柄茶は地域の文化や伝統などと抱き合せて情報発信ができるツール」。趣味として始めたものがいつのまにか地域を巻きこみ、大きなものになっていた。
○…「学びたいことがあるなら”今”やりなさい」。参加した異業種交流会で見事な呈茶のデモンストレーションをする日本茶インストラクターからの助言で日本茶アドバイザーの資格を取得した。「茶葉が開くのを待つ時間が息抜きになり、気持ちをリセットすることもできる」と、自らのための資格だったが、自身がパーソナリティを務めるラジオ番組の企画会議の席で資格の話をしたところ、番組のスタイルとしてゲストにお茶を出すことに。初めてお茶の資格が仕事に役立った瞬間だった。その後はお茶に関わる活動が増え始め、2012年からは足柄茶コンシェルジュのリーダーとして活動するようになった。
○…小田原市出身。学生時代、放送部などに所属したことをきっかけに地域コミュニティに関心を持った。「地元から離れた高校の放送部でその地域の歴史などを調べていて、”どうせなら自分の生まれた場所のことを調べたい”という思いがあった」。大学卒業後には地域新聞、ラジオ局、ケーブルテレビ局などで地域密着の取材や番組制作を経験。地域コミュニティの魅力に魅せられていく。フリー転身後はイベントの司会や地元FM局でパーソナリティーとしても活躍している。
○…足柄茶が持つ底力に期待を寄せる。「足柄茶は携わる人たちの高い生産技術や製茶技術に支えられている。これだけ素晴らしい足柄茶の良さをより多くの人に発信していきたい」と、これからも生産者と消費者を繋ぐ存在として足柄茶の魅力を伝えていく。