足柄 社会
公開日:2020.09.12
竹をテントの骨組みに
森林保護に利活用
南足柄市役所の正面玄関前にブルーシートと竹で作られた仮設テントが展示されている。
製作したのは市森林ボランティア協議会。近年、南足柄市では放置された竹林が森林保護の観点から問題となっている。こうした中、竹の利活用の参考にしようと、同協議会のメンバーらが8月に千葉県市原市で開かれた「竹を使った仮設テント講習会」に参加。技術を学び、先月末に同市役所で加工と組み立てを披露する「実演会」を開催していた。展示は9月30日までの予定。
講習会を主催した「高滝救友会」は、千葉県市原市の高齢者ボランティアチーム。昨年の台風被害に伴う避難所運営の際に、感染症の感染防止やプライバシー確保のために竹を使った仮設テントを考案したという。以来、改良を加えながら、市内外で普及を進めているという。
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