足柄版 掲載号:2021年3月13日号 エリアトップへ

毛糸を使った刺繍「タピボン手芸」を広める 山岸 万里子さん 小田原市在住 59歳

掲載号:2021年3月13日号

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「手法を守りたい」が原動力

 ○…「一般的な手芸と違って、専用の針と毛糸を使うだけで誰もが簡単・自由に作れるんです」とにこやか。戦後間もない頃、古毛糸などのわずかな物資から亡き祖母が考案した毛糸を使った刺繍「タピボン手芸」。現在、手芸研究所の主宰として、作品展や教室を通じ普及活動に取り組む。コースターやクッション、絨毯など身近な物から実用的な物まで色や大きさ、形も自由自在なのが面白さ。

 ○…本格的に取り組むようになったのは、普及活動に努めた叔母が15年ほど前に亡くなったことがきっかけだった。講師や受講生から多くの問い合わせを受けるようになり「こんなにも愛されているのに、ここで歴史を途絶えさせてはいけないと感じた」と振り返る。以来、その面白さや奥深さを再認識する日々。最近では、高齢者施設等でも広く取り入れられている。

 ○…小田原市出身。設計士だった父親の背中を見て育ち、気づけば同じ道を志していた。大学では建築学科に在籍。卒業後、一旦は大手ゼネコンに就職するも、家業を継ぐために退職。現在は自宅兼事務所で管理建築士として働き、学校関連や住宅などを中心に手掛ける。常に、いかに気持ちよく過ごしてもらえるかを考えていると言い、依頼主の打ち合わせはゆっくり時間をかける。大切にしたいのは「わくわくすること」だ。

 ○…かつて全国にいた門下生も高齢化等で年々減少傾向。今では100人ほどまでに落ち込んでいる。しかし、小田原発祥の伝統を守るべく、小田原市や南足柄市等を中心に教室を開くなど講師として精力的に活動する。「教えられる人材も減る中、『タピボン』を必要とする人たちの期待に応え続けたい」。その思いが背中を押す。

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