高齢運転者の交通事故防止などを目的とした神奈川県警の「シルバードライビングスクール」が11月8日、開成町吉田島の松田自動車学校で開かれた。
講習は、高齢者自らが身体機能の変化などを自覚し、それに合わせた安全運転方法を習得する実践型のプログラム。65歳以上で、普通免許以上の取得者を対象に県警が年1回実施している。今回は管内の南足柄市と山北町在住者が対象で両市町から合わせて14人が参加した。
松田警察署の川畑敏郎交通総務係長によると、同署管内の事故は高齢者が絡む事故の割合が高いのが特徴。県内54署の内、4割を超えているのは8署だけだといい、加害者にも、被害者にもならないための対策が求められている。
この日は、講習前のスケジュール説明の後、各自に反射テープを配布。それぞれの靴に貼り付けたのち、同自動車学校の指導員の案内のもと、準備体操を経て、実車での緊急制動や明所から暗所での視力の回復時間測定、出会い頭事故防止のポイントなどを学んだ。
南足柄市から参加した男性は「高齢とは言え、どこに行くにも車が必要な地域。だからこそ気を付けているが、自分の身体のことをよく知る機会にもなった」と話した。
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