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足柄 経済

公開日:2022.04.23

井上酒造
2年目の「推譲」発売
自然栽培米、再エネで醸造

  • 新デザインの「推譲」を持つ井上社長(後列左)、小山田さん(同右)ら

 井上酒造株式会社(大井町・井上寛社長)が自然エネルギーと自然栽培米100%で造った日本酒『推譲(すいじょう)』のお披露目会が4月15日、小田原市内で開かれた。

 原料米は、耕作放棄地解消に取り組む合同会社小田原かなごてファーム(小田原市・小山田大和代表社員)のソーラーシェアシェアリング(営農型太陽光発電)の田んぼで収穫されたもの。酒の仕込みには、その田んぼで発電された電力を使用している。

 昨春に初めて販売したところ、半年ほどで700本が完売。米の収穫量が限られているため今年は1本720ミリリットル詰を500ミリリットル詰に変更した。また田んぼからの風景をデザインした半透明のビンを採用した。

 井上社長は今年の出来について「造りも自然の力に頼るところを多くした。爽やかな酸味でスッキリしている」と話す。飲む前に冷やして、カルパッチョなど酸味のある料理と合わせるのがおススメだという。価格は1760円で限定1100本を販売。同酒造のオンラインショップまたは下曽我駅前のヤマザキショップ内山酒店で購入できる。

 「推譲」とは、郷土の営農家・二宮尊徳の教えを伝える言葉で、余剰の財や力を子孫や社会のために使うという意味。

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