足柄 社会
公開日:2023.10.21
南足柄市観光協会・会長インタビュー
プラスワンの価値を
南足柄市観光協会の会長に、高橋弘子氏が新たに就任。今後の抱負などを聞いた(聞き手・足柄編集室)。
――市観光の現状について考えていることは。
「最乗寺や夕日の滝など観光の柱になる場所がいくつもあるにも関わらず、その魅力を市外の方々にお伝えできていないように感じています。最近は行政がプロモーションに力を入れているので、各所と連携しながら観光客を増やしていきたいと思っています」
――会長として進めていきたいことは。
「コロナ禍もあり、観光協会が主体的に動くということが少なかったように思うので、これからは主催行事を増やしていけたらと思います」
――具体的には。
「南足柄のイベントは金太郎まつりや夕日の滝開き、笛祭りなど夏に集中している。このほかにも、春の桜や秋の紅葉など1年を通して観光資源になりうる素晴らしい自然もある。女性を中心に花を目的に来られる方も多いと思います。私たち観光協会の理事が中心となって、市民の方々に観光ボランティアとして協力していただき、新しい行事にも少しずつ挑戦していきたいです」
――観光客を増やすために必要なことは。
「道の駅ができたことで横浜や東京から観光に訪れる方は非常に増えている。特に今はコロナ自粛が明け、出かけたいのを我慢していた方が一気に解放されている時期。ここで重要なのは『また来たい』と思っていただくことだと思います。そのためにはおもてなしする気持ち、プラスワンの価値を提供する気持ちが必要だと思います」
――これからの観光に必要なことは。
「来た方にお金を使ってもらうことだと思います。道の駅はありますが、現状ではお金を使う場所が限られています。飲食やお土産購入の場を充実させることで地元の商店さん、企業さんにもメリットが生まれるように商工会などと連携してできることを考えていきたいです。やはり内需だけでは限界があると思いますので、観光から南足柄を元気にしていきたいです」
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