足柄 社会
公開日:2025.10.04
南足柄市 下水道料金値上げ
来年3月から改定
南足柄市は9月19日、下水道使用料を来年3月から平均20・93%値上げすることを発表した。下水道事業経営の改善を進めるためで、これにより2026年度の決算で経費回収率が100%に到達する見込みだ。
下水道事業は独立採算制が原則だが、市の経費回収率は24年度で84・3%にとどまり、不足分は一般会計からの繰入金で補われてきた。
標準家庭で月約300円増
24年度の年間下水道使用料約6億3千万円に対し、値上げ後の年間使用料は約7億4千万円ほど。市によると一般的な3〜4人家族の場合の使用料は、税抜きで月1618円。値上げ後は月303円、年間だと3636円程度増える見込みとなっている。
市は下水道使用料の改定について、16年に平均16・3%の値上げを実施。当時の審議会答申には「3年後に再検討を」との付帯意見が付され、複数回に分けての改定を前提としていた。20年度に改めて諮問し、「改定やむなし」との答申を受け、21年4月からの改定を再び予定したが、新型コロナによる市民生活への影響を考慮し延期した。しかし、経営環境は厳しさを増し、健全な事業運営に支障が出る状況となっていた。
市は水道料金を今年7月に先行して改定し、下水道も今回見直す判断を下した。
改定は来年4月の利用分から適用され、5月の検針で反映される。市は11月と来年3月の検針時にチラシを全戸へ配布し、12月号の広報紙でも告知を行う。
市担当者は「水道の料金改定に続きご負担をお願いするが、健全経営を図り安定した下水道事業ができるよう努力していきたい」と話した。
ピックアップ
意見広告・議会報告
足柄 ローカルニュースの新着記事
コラム
求人特集
- LINE・メール版 タウンニュース読者限定
毎月計30名様に
Amazonギフトカード
プレゼント! -

あなたの街の話題のニュースや
お得な情報などを、LINEやメールで
無料でお届けします。
通知で見逃しも防げて便利です!











