足柄 社会
公開日：2025.10.04
１市５町の戦没者を慰霊
延命寺で供養
南足柄市と足柄上郡５町の戦没者を追悼する「足柄上地区慰霊大祭」が９月25日、松田町生涯学習センターで行われ、遺族ら約90人が参列した。
参加者は式典の前に延命寺にある慰霊塔「放光殿」で供養を行った。放光殿は第２次世界大戦で亡くなった１市５町の戦没者約１８００人の名前が書かれており、足柄仏教会と南足柄市仏教会が協力のもと１９５０年から供養を続けている。64年からは行政主催のもと隔年で実施されており、今年は松田町が主催を務めた。
慰霊大祭では遺族や１市５町の首長らが献花に訪れた。足柄仏教会の藤井宏映会長は「戦没者の孫にあたる世代の人が参列しているが高齢化や地元を離れている人も多く、参加者は減っている。慰霊祭をしていることを忘れられないためにも、多くの方に知っていただき、引き継いでもらいたい」と話した。
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