箱根町 「聖地」にファン続々 旧仙石原中が「第3新東京市立第壱中学校」に
旧仙石原中学校校舎が9日と10日の2日間、アニメ「ヱヴァンゲリヲン」の舞台を再現した「第壱中学校」となり、2日間でファン約 3200人が足を運んだ。このイベント「電力補完計画」(主催/(株)トヨタマーケティングジャパン)は当初3月12日開催の予定で搬入まで済んでいたが、前日に東日本大震災が発生、中止を余儀なくされた。今回はアニメのキャラクターが節電を呼びかけ、EV(電気自動車)をガソリンで動かして会場内の電気をまかなうなどコンセプトに「節電」をプラス。「エヴァのファンは相当感度が高い。せっかく遠くから足を運んで頂いた分、満足してもらえるよう徹底的にこだわった」(関係者)。教室の一室はカバンから弁当箱までアニメに登場する学校の場面を忠実に再現、さり気なく貼られた予定表なども新しく作る徹底ぶり。登場人物と同じ衣装に身を包んだファンは「聖地でコスプレなんて夢のよう。共通の趣味の仲間とも出会えて良かった」と笑顔を見せていた。