溶ける前に観てね 箱根のシェフら腕振るう
箱根シェフたちが小田原市のお堀端通りで開かれた第44回氷彫刻技術コンクール大会に出場、包丁をノミに持ち替えて氷を散らせた。今回は関東近隣のホテルシェフなど18人が参加。箱根からは長野通教さん(湯本富士屋ホテル)、古屋秀雄さん(富士屋ホテル)、小川光一さん(箱根ホテル)が参加。1メートルほどの氷にノコギリを入れ、全身ずぶ濡れになりながらノミで細部を仕上げた。
今年2月の旭川氷彫刻世界大会団体の部特選の経歴をもつ長野さんは「女神」像に挑戦し、7位にランクイン。「人体の彫刻はバランスが難しい」と女神像を前に汗をぬぐっていた。氷彫刻は暑さとの戦いだが、幸いこの日はやや曇り。水をしたたらせる完成品を携帯電話で写そうと通行人がとり囲んでいた。1位は高橋壮紀さん(ホテルグランドヒル市ヶ谷)の「タマ、あぶないよ」が選ばれた。