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箱根・湯河原・真鶴

公開日:2012.04.20

波が川をさかのぼる
県西部地震津波浸水予測公表

  • 画像は予測図の一部(真鶴・湯河原)を抜粋したもの。インターネットで「神奈川」「津波浸水予測」のキーワードで検索すると各種予測図が閲覧できる。※神奈川県西部地震…県西部では、過去400年間にM7クラスの地震が5度発生しており(70年に1度の割合)これらと同類の想定地震。

 このほど県が新しい津波浸水予測図を公表した。東日本大震災後に沿岸自治体からの要望を受けて見直したもので、この図は切迫性が高いとされる県西部地震(※注)を想定した予測の一部。福浦や真鶴、岩での浸水などが示されており、岩海岸には地震発生から6分後に高さ7・4mの津波が、門川には8分後に6・8mの津波が到達、新崎川や千歳川をさかのぼる。膝まで水につかれば歩いて逃げる事は困難になり、水深50〜80cm程度で乗用車は浮く。想定はあくまでシナリオでこれ以上の浸水になる可能性もある。県は今年度、各地でボーリング調査し、堆積物から過去の津波も検証する。

 

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