小田急箱根グループ 35億円分の事業計画 湯本に日帰り温泉施設・新鉄道車両も
小田急箱根グループが14日、総額35億円規模の事業計画を発表した。新海賊船や登山鉄道新車両、日帰り温泉などを2013年〜14年に導入・完成させる。
箱根観光船は約10億円をかけ6隻目となる新海賊船を建造。18世紀フランスの戦艦「ロワイヤル・ルイ」をモデルに当時の装飾を盛り込むほか、内部には船員の人形なども配置。来年3月の就航を目指し9月から桃源台で建造を始める。現在のロワイヤル号(昭和62年就航)は退役する予定。
箱根ロープウェイでは総事業費10億円で大涌谷駅舎を建て替え。地上2階・地下1階の建物は展望スペースをはじめ、100席のレストランなどを備える。風力発電を照明に活用するなど環境への配慮も盛り込んだ。すでに着工しており来年4月に完成する。
湯本の「ひめしゃらの湯」は、ベゴニア園跡地を活用して2倍程度に拡大し、総事業費7億円をかけて古民家風の里山温泉をイメージした日帰り温泉を新設。露天風呂や壷風呂、19室もの貸切個室露天風呂を擁する施設となる予定で、来年3月オープンを目指す。
箱根登山鉄道は17年ぶりとなる新型車両を2014年4月にデビューさせる。デザインはロマンスカーの白い車両(VSE)を手掛けた企業が担当。窓を大型化し車内には車椅子スペースを配置し、4カ国語での車内案内表示になるという。
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