バッテリー延命 県と共同研究 芦之湯の箱根石油(株)
箱根でガソリンスタンドを経営する箱根石油(株)(川邉剛社長)が、県産業技術センター(海老名市)と鉛電池(バッテリー)に関する共同研究を始めた。
研究対象は同社の扱う添加剤。元東北大教授の小澤昭弥氏が20年前に開発したもので、トラックなどの車載バッテリーの寿命を延ばす効果があり、海外にも輸出されている。県では中小工場の省エネのため電力ピーク時に蓄電分を使うといった「スマートエネルギーシステム」導入を進めている。この研究で添加剤の効果を精査し、蓄電池を工場のほかオフィスなどにも普及させる構えだ。実験施設は同センターと芦之湯の一角にある同社社屋。川邉社長は「鉛電池はリチウムよりも安価で可能性がある。長寿命化し廃電池も減らしたい」と話している。
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