大河ドラマ主人公 新島八重の手紙を公開
NHK大河ドラマ「八重の桜」の主人公・新島八重の手紙を徳富蘇峰記念館(二宮町)で公開している。明治から昭和にかけて活躍した言論人・蘇峰へ宛てた6通の書簡。
最初の書簡は夫の新島襄を亡くして約40日後に書かれた。「行く末を案じて涙にくれています。梅が咲いても香り無く、うぐいすの声も哀れに聞こえる。せめてあと3年くらい生きてほしかった」という心痛を綴っている。
このほかに、入院した蘇峰を見舞う葉書、喜寿の祝いにもらった金品で「5〜6回の茶事を催すことができた」と報告する礼状、寄贈した土地を同志社が売ろうとしていることを心配する手紙などを5通公開中。大人700円、月曜休館。【電話】0463・71・0266。