津波避難用に屋上を改修 空に向かって「湯河原中」
湯河原中学校で3月21日に津波避難のための改修工事が終わった。町では津波の危険が生じた際に生徒や教職員など約600人を避難させるため、1億3千万円をかけて校舎を改修。約2千人収容可能な屋上(2300平方メートル)を囲む転落防止柵を設置したほか、空からの目印になるよう学校名もペイント。屋上出入口は金属製の外付け階段を含む3カ所を新設し、計5カ所とした。23日には防災講演会の一環で保護者などが屋上を見学。確かめるように階段を上り、柵から海を見下ろしていた。町では県の津波浸水予測図を根拠に最大6・8mという津波を想定、生徒らを海抜18・2mの屋上に避難させる方針を出している。
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