箱根・湯河原・真鶴版 掲載号:2013年6月21日号
  • googleplus
  • LINE

箱根町救助赤十字奉仕団の委員長になった 鈴木純一さん 入生田在住 44歳

ほっとする瞬間のために

 ○…「何事もないのが一番ベストなんですよ」。箱根大名行列やウォーキングイベントなどの裏方でAEDや担架を手にして控える「赤十字奉仕団」。万が一の不測の事態から救急車到着まで、人の命を左右するわずかな時間。日頃から現場を想定し心肺蘇生などの訓練を重ねている資格保持者の集まりだ。県内にある91の赤十字奉仕団のうちの一つで、今年50周年の節目を迎えた。委員長に就任してからプライベートは赤十字一色。県内を駆けまわる自家用車にも当たり前のように「マイ救急箱」が。「必要とあれば現場に行きます。町のお役に立ちたい」と身を乗り出した。

 ○…一万四千発が弾ける花火大会が自慢の、東京都江戸川区生まれ。大の旅行好きという両親の影響か、大学時代は「国際観光文化論」「レジャー産業論」といった観光分野を専攻。当時始めたプール監視員のアルバイトが救命の道へのご縁になった。「水上安全法救助員」になるためには過酷な立ち泳ぎをマスターしなければならない。「両ひじ上を水より上に浮かせたまま、水中の両足を全力で動かす。本当にきつかった」。猛特訓を振り返るだけで額に汗がにじんだ。

 ○…普段の顔は宮ノ下の富士屋ホテル・総務課係長。学生時代にバイト先の友人と箱根を訪れ、同ホテルで飲んだコーヒーの味、館内の温もりに惹き込まれて入社。玄関やレストラン、客室など様々な現場を歩いた。婚礼部門では新郎新婦と準備を重ね、披露宴の晴れ姿を見て、泣きながら料理を運んだ思い出も。

 ○…赤十字の活動が仕事にも直結し、自分を磨いているという。「自宅を離れた旅人が体を休める場所を求めてホテルに来る。提供する安心と安全は、赤十字の活動に通じているんですよ」。その背後のフロントに掲げられているのは「至誠」の社是。この上なく誠実な心・まごころ、を意味する2文字が骨の髄までしみ込んでいる。
 

箱根・湯河原・真鶴版の人物風土記最新6件

青木 里美さん

関東ブロック商工会女性部の主張大会に出場した

青木 里美さん

7月20日号

小松崎 和夫さん

小田原剣道連盟の会長に就任した

小松崎 和夫さん

7月6日号

折橋 大貴さん

箱根町で「朝粥の会」を開いている

折橋 大貴さん

6月22日号

大島 星子さん

20日10時半から湯河原の図書館で「みみずく大人のおはなし会」に出演する一人

大島 星子さん

6月8日号

菊原 慶太さん

真鶴町商工会青年部の部長になった

菊原 慶太さん

5月25日号

鈴木 公子さん

5月12日の真鶴豊漁豊作祭で舞う「焼亡の舞保存会」会長を務める

鈴木 公子さん

5月11日号

箱根・湯河原・真鶴版の関連リンク

あっとほーむデスク

箱根・湯河原・真鶴版のあっとほーむデスク一覧へ

最近よく読まれている記事

バックナンバー最新号:2018年7月20日号

お問い合わせ

外部リンク