岩小学校の頃に観たナイターが原点です 真鶴出身の青木智史選手(33歳)9月20日、巨人2軍とナイター戦
真鶴育ちのプロ野球選手・青木智史選手(33歳・新潟アルビレックスベースボールクラブ)が9月20日(金)に小田原球場で開催される「小田原ナイター2013」に出場する。対戦相手は、読売ジャイアンツ(ファーム※2軍)で、午後6時にプレイボール。
青木選手の故郷は真鶴町岩地区。今も新潟から帰郷すると、トレーニングで半島を走りこむ。「鳥のさえずりを聞きながら走ると気持ちが浄化されるんですよ」。岩小学校1年生の時、両親に連れて行ってもらった横浜スタジアムのナイターが選手生活の原点になっている。まばゆいスタンド照明や隣の会話が聞こえなくなるほどの大歓声の中、横浜大洋の選手たちの活躍を見て「自分もいつかあの中に入りたい」と胸に刻んだ。家の周りは山だらけ。当時は近くに野球チームがなく、学習塾を営んでいた父・広道さんをキャッチボールの相手に、バットでテニスボールを打っていたという。真鶴中学校に入り念願の野球部に入部。1年生だった当時、すでに174cmの大柄な体格だった。ナイター会場の小田原球場はこの中学時代に汗を流した思い出の地。「地元っ子にはプロの試合を身近に感じてほしいし、私達もいい試合を見せたい。ぜひ来てほしい」。すでに真鶴の小中学生全員に、教育委員会を通じて内野の自由席招待券も配布した。小田原ナイターは今回で3度目。今年はONドッグ(ホットドッグ)やミカン氷(かき氷にミカン缶詰やシロップをかけたもの)などスタジアムグルメも充実する予定。「『楽しみ』という地元の声が増えてきた」と話す。今は青木選手自らPRにまわり、試合の定着化を目指している。