伊豆箱根バス 貸切バスにAEDを搭載 小田原含む3営業所で7両
伊豆箱根バス株式会社(杉山武司代表)は、乗客らの不測の事態に備え、3月10日(月)から貸切バスにAED(自動体外式除細動器)を搭載する。
同社の貸切バスは、医療機関が少ない観光地への出動をはじめ、高速道路を使用しての移動や高齢者の利用が多いことから安全対策の一環としてAED搭載に踏み切った。
AED搭載を前に2月には小田原営業所(市内久野)で市消防本部指導のもと、バス乗務員に対し、講習が行われた。実際のバスを使用した講習では、搬送方法やスペースの確保、限られた車内スペースでのAEDの使用方法などが指導された。同社では「万が一という時はもちろん、体に不安のある方に安心して旅を楽しんでもらうための措置」と話している。
今回AEDが搭載される貸切バスは、小田原営業所と三島営業所でそれぞれ3両、熱海営業所で1両。3営業所で所有する67両のうち、7両の貸切バスに搭載される。担当者は「AED搭載車両の外側には(搭載を示す)シールが貼られている。サービスエリアや駐車場などで不測の事態が起きた場合には、当バスの乗客でなくても、ぜひ声をかけてほしい」と呼びかけた。
AED搭載のバスは同社の他に、小田原市内に本社を構える杉崎観光バス株式会社の福祉車両1両がある。また箱根登山バス株式会社では、4営業所と3案内所の計7カ所にAEDを設置している。
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