箱根・湯河原・真鶴版
公開:2015年2月27日
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真鶴町岩の郷土資料館に昭和初期のレトロな雛人形が展示された。神輿のような御殿に内裏雛が納まり、ミニチュアの火鉢など実物を縮小したような調度品に職人技が見て取れる。この雛人形は持ち主だった柴山文子さん(岩在住)が生まれた時に、南足柄出身の母の実家から贈られた品。その後は倉庫にしまわれていたが、5年ほど前に町に寄贈した。「知人や親戚から様々な人形が寄せられて一つのセットになったもの。展示されることでまた会えるのが嬉しい。本物の菱餅を作って飾っていた当時がなつかしい」と話していた。
写真=精巧な作りの雛に見入る同館職員