箱根・湯河原・真鶴版 掲載号:2015年3月27日号 エリアトップへ

小田原箱根道路の歩き初めで先頭に立った「マーチングバンド箱根21」の代表を務める 高橋 美穂さん 箱根町湯本在住 42歳

掲載号:2015年3月27日号

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何度くじけても立ち上がる

 〇…小田原箱根道路の開通式。雨天の沈んだムードを元気な「箱根八里」が吹き飛ばした。メンバーはほとんど小学生だが、これまで公共施設の開幕式や海賊船の竣工式など、数々の晴れ舞台に立ってきた。「緊張すると音が小さくなる」と現場ではムードメーカーに徹する。恒例行事のひとつが箱根駅伝での応援演奏。何曲も繰り返すうちに、子どもの唇がマウスピースに当たって赤くなる。「ランナーの応援より子どもを応援しちゃう」と苦笑した。

 〇…小田原市出身。両親は会計事務所の職員で、確定申告シーズンは自宅の空気も張りつめたという。血筋だったのか、小さな頃からソロバンを鳴らして入帳簿を書いてみせた。現在の職場は経理関連で、仕事の醍醐味はやはり数字の合う一瞬らしい。「子どもにはお小遣い帳をつけさせます。もし1円でも合わなかったら、あげないかも」。

 ○…スポーツ少女で中学時代はテニス部のレギュラーを目指して猛練習。上達したが、体は悲鳴を上げた。片膝の脱臼、そして入院。それでもラケットは離さない。専修大に進みダンスにのめり込むと、今度は別の足も脱臼するようになった。倒れた回数はかれこれ20回以上。痛い思いをしても、踊る楽しさの方が勝った。

 ○…マーチングバンドは今年で14年目。7年前に長男が入り、保護者として関わり始め、3年前に代表を引き継いだ。練習や本番の段取り役になり、時にはメンバー募集のポスターを手に学校めぐり。帰宅すると家事が溜まっている。疲れた時には夫・章仁さんがそっと料理を手伝ってくれた。

 ○…時には「やめたい」という子どもの声も受け止める。何しろメンバーは小学生で遊びたい盛り。続ければ、メロディーが一つになった時の感動や責任感が味わえる。伝えるのは簡単ではない。けれど「自分が大切な存在なのだと、分かってくれれば」。親たちの眼差しを代表するように、今日も寄り添い続ける。

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