箱根・湯河原・真鶴版
公開:2015年4月24日
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両ひざをつき、両腕を櫂に海原を進むパドルボードの世界大会「ISAスタンドアップパドル&パドルボードチャンピオンシップ」の代表の一人に、湯河原育ちの青木将展さん(29・土肥在住)が選ばれた。大会はメキシコで5月10日から開催され、21Kmの長距離部門などを漕ぐ。
ライフセービング小学生で入門
青木さんは東台福浦小・湯河原中出身。実家は海の家「ニュー太洋」を経営している事もあり、物心ついた頃からライフセーバーを見て育った。小学生の頃から湯河原ライフセービングクラブに入り、「レスキュー2006世界選手権(豪)」にも出場。今年からはより長距離レースのパドルボード競技に転身した。今回の選考ではライフセービング団体の推薦もあり、青木さんと西山俊さん(26・二宮在住)の二人に決定。パドルボード部門では日本人初出場となる。
青木さんは現在、平塚市消防本部の情報指令課で働きながら、休日に湯河原で特訓に励む。「マラソンと同じで自分との戦い。地元の海は自然が多いから、漕いでいて気持ちいいですね」。練習は地元吉浜をスタート地点に、真鶴や熱海を目指して漕ぎ、三ツ石やサンビーチで折り返すというもの。半月先の本番を見据え、日々長距離メニューを自らに課している。
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