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箱根・湯河原・真鶴 社会

公開日:2015.06.26

寄贈の放水車、車検切れる
石原プロから真鶴へ…整備に2千万円必要

  • 6年前の寄贈時はテレビ放映された

  • 展示車庫に納められている

 「西部警察」で知られる石原プロモーションから寄贈され、真鶴のお林展望公園で展示されている高所放水車が車検切れになっていた事が分かった。12日の町議会で村田知章議員の質問に対し、町が明かした。

 町によると屈折アーム部分の整備などに約2千万円かかる事が分かり、高所放水車として使えないため車検を断念したという。

 この放水車は同プロがドラマのロケで使用していたもので、7年ほど前にテレビ番組『ナニコレ珍百景』 (テレビ朝日)を通じて寄贈先を募集。高さ22mからの放水機能をお林の消火用に生かそうと真鶴町が手を挙げ、選ばれた。寄贈の際は俳優の渡哲也さんや舘ひろしさんらが駆けつけ、炊き出しで賑わう様子がテレビ放映されるなど、町のPRにつなげた側面もあった。

 その後町は国補助金で車庫を建設。ガラス越しに見学できるようになったが周辺で大きな火災もなく、訓練以外は目立った出動がなかった。車検切れについて同プロに報告したものの特に返答はなく、町は今後の活用について引き続き協議を続ける方針という。

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