箱根・湯河原・真鶴版
公開:2015年8月7日
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強羅温泉旅館組合の36施設がこのほど、温泉入浴助け合いを申し合わせた。
大涌谷には温泉造成施設があるが、供給会社がメンテナンスに入れない状況が続いている。組合では不測の事態に備えるとともに、安心して宿泊してもらおうと温泉入浴を旅館同士で融通し合う事にした。観光協会によると強羅地域で大涌谷の温泉を使う宿泊施設は一部で、それ以外は別の源泉から湯を引いており、融通が可能という。
「枯渇してない」一部報道に困惑
「強羅温泉」と言っても泉質も乳白色の酸性硫酸塩泉から透明な塩化物泉など様々だが、報道が関係者を困惑させている。先月下旬には一部民放のニュースが『箱根・大涌谷、温泉水が枯れていることを確認』と報じた。蒸気井などで造成されている入浴用の湯ではなく、噴気地帯の「穴」にあった湯が枯渇したという内容で、観光協会には「大丈夫か」といった電話が寄せられるようになった。関係者は「穴の湯をくみ上げて使っているわけではない。これでは誤解を招いてしまう」と話している。