箱根・湯河原・真鶴版
公開:2015年9月11日
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アフリカの国・エリトリアが、旧仙石原中学校敷地である星槎箱根仙石原総合型スポーツクラブで2020年東京五輪の事前キャンプを開く事になった。
エリトリアは北東アフリカの紅海に面した国で、ロンドン五輪では陸上を中心に12人の選手が出場している。県や箱根町と同国の関わりはほとんどないが、星槎グループの宮澤保夫会長が同国の人道支援を続けていた関係もあり、箱根でのキャンプが決まった。
2日には横浜市内のホテルに同国オリンピック委員長のメハリ・テスファイ氏や黒岩知事、山口箱根町長らが集まり、キャンプの協定書を交わした。
5年後に向け、今後も各国が事前キャンプ地を決定するとみられ、県も誘致活動を続けている。昨年秋には神奈川県の紹介パンフ3千部を印刷し県職員が大使館を訪問して”営業”。「現在は視察が複数行われているが、決まるかどうかは未定」(県政策局五輪担当)という。これまでにモンゴルが静岡県で、スウェーデンは福岡でキャンプを開く事が決まっている。