箱根・湯河原・真鶴版
公開:2015年10月23日
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ピンクリボンフェスティバル運営委員会(日本対がん協会など)が主催する「ピンクリボンデザイン大賞」の優秀賞に、小田原市蓮正寺の又野進一さん(48)の作品=写真=が選ばれた。ポスター部門応募861点の中からの受賞となった。
乳がん検診の受診率が低い理由を「面倒臭いからでは」と考えた又野さん。作品は、面倒臭い「検診」を「ダイエットの際の「運動」と重ね合わせ、寝そべる女性とキャッチコピーの「そのうちね」で表現した。同大賞ではデザイン審査の前に、医療的に誤った表現をしていないか、罹患者への配慮がされているかなど、医療関係者や罹患者のチェックがあった。自身も咽頭がんで父を亡くしている又野さんは「自分のメッセージが伝わったことをうれしく思う。これからも『人の意識と行動を変えるデザイン』をしていきたい」と意欲に燃えている。