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公開日:2016.08.26

湯河原の(株)ちぼりが建設、来年秋オープン
駅近くに見学・体験菓子工場

  • スイーツファクトリーの完成イメージ

  • 鍬入れする樋口会長と冨田町長(右)

 創業70周年を迎えた湯河原の(株)ちぼり(新垣元治社長)が、見学や体験ができる「ちぼり湯河原スイーツファクトリー」を来年秋までに建設する。湯河原駅から徒歩圏内ということもあり、観光客の”動線”にも変化が出そうだ。

 建設予定地(土肥)で10日に行った起工式には冨田幸宏町長や石倉幸久商工会会長、高知尾朝行観光協会長らが参加。樋口浩司会長と冨田町長が鍬を入れ、工事の安全を祈った。

 地上4階、延床面積6072平方メートルの同ファクトリーは、ちぼりグループ本社と菓子工場を併設。約200人が働く。「五感で楽しむスイーツファクトリー」をテーマに、菓子の生産ラインの見学や菓子作りの体験スペース、湯河原産品で作ったジュースやジェラートが楽しめるカフェなどを展開するほか、コミュニケーションスペースでは絵本の読み聞かせなども開く。災害発生時には防災拠点としても活用される予定だ。

 冨田町長は「駅周辺の観光施設として新たなランドマークとなれば」と期待を語り、樋口会長は「おいしく、安全なお菓子を作り、世界中の人々を幸せにできれば。この施設を通じて、湯河原町に貢献できれば」と思いを語った。

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