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“元気になれる”新名所 町民歌作詞の戸上さんの詩、強羅駅ホームに

文化

公開:2016年10月7日

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戸上さん(左)と詩碑を作った金指さん
戸上さん(左)と詩碑を作った金指さん

 箱根町民歌「和む光の」を作詞した戸上寛子さん(81・強羅在住)が、詩編「ちょっとがんばれる」の詩碑を登山鉄道に贈った。地元愛を刻んだ特注の寄木細工パネルは強羅駅で除幕され、観光客の視線を集めている。

 戸上さんは今から40年前、町制20周年の町民歌作詞部門で入選。日本詩人クラブ会員として活動、詩集なども出してきた。

 「ちょっとがんばれる」が生まれたのは昨年暮れ。大涌谷の火山活動で強羅一帯は苦境にあり戸上さんは「何か元気になるものはないかと考えた末に、詩を書こうと思ったんです」。普段から登山線で小田原に行く事が多く、駅で函嶺白百合の子供たちの姿や観光客の会話などを耳にしながら箱根への思いを言葉に紡いだ。その後、パネル制作を箱根駅伝のトロフィー制作で知られる畑宿の寄木細工職人・金指勝悦さん(76)に依頼。地元の間伐杉を組み合わせ、レーザーで文字を彫り込んだ。

 3日の除幕式では山口町長が「強羅の新名所になる。末永く愛されてほしい」とあいさつ。詩に登場する「セーラー服の少女」そのままに函嶺の小・高生が詩を朗読し、駅員が詩の通り笛を鳴らし「出発進行」の声を上げた。

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