箱根・湯河原・真鶴 文化
公開日:2017.08.04
市町にもヒアリで問い合わせ
持込みや画像で別の種と判明
先月盛んに報道された「ヒアリ」について、足柄下郡近隣の行政にも問合せが数件寄せられた。
箱根町では役場への持ち込み相談が1件あり、まったく別の種類と判明。熱海市では観光客を含む3件ほどの問い合わせがあり、サンプルの写真を県が判別し、いずれもヒアリでない事が分かっている。真鶴町と湯河原町では相談はゼロ、小田原市では県が先月設けたヒアリコールセンターを紹介しているという。
環境省は先月、横浜の港でヒアリ500匹以上を発見しており「早期に半径2キロの調査を行いたい」としている。外来生物対応は一義的に国の役割で県庁に外来種対策の専門官はいないが、先月ヒアリのコールセンターを設置した。
県民からは「これはヒアリか」「死骸を見てほしい」といった問い合わせが140件ほどあり、市町や警察経由で寄せられる事もあった。多くは画像などで判別し、1匹も確認されていない。同センターでは「おしりに毒針がある」「土でドーム状のアリ塚を作る」といった特長も説明している。
ヒアリは南米産で、刺されると痛みやアレルギー反応が出る事で注目を集めているが、以前から「特定外来生物」に挙げられていた。こうした昆虫はヒアリだけにとどまらず、逆に日本から海外に広がってしまったアリもある。
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