箱根・湯河原・真鶴版
公開:2017年9月22日
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町立湯河原美術館で「現代日本画壇の主軸」とも言われる平松礼二氏(76)のアトリエの準備が、10月5日のオープンに向けて進んでいる。ここで新作「湯河原十景」を描き、制作現場を来館者に公開する構想だ。
平松氏はこれまでに国内外で展覧会を開き、数々の美術賞を受賞。文藝春秋の表紙を約10年担当した事でも知られ、湯河原ゆかりの画家・竹内栖鳳や安井曾太郎も同誌の表紙を手掛けた縁もある。
同館では15年前に前身だった「湯河原ゆかりの美術館」で平松氏の企画展を初開催。これを機に11年前に「平松礼二館」がオープンし、氏からの寄贈もあり現在70作品以上を所蔵している。
平松氏は町民大学の講師を務めたほか、地元小学生に墨絵を教えるなど、地域に根差した活動も続けてきた。この公開事業も子どもたちの美術教育などに役立てようと、平松氏が提案した事がきっかけだった。今後は制作時以外に公開されるほか、月4回ほど平松氏本人が案内する予定。
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