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箱根・湯河原・真鶴 文化

公開日:2017.12.15

町職員が手作り
戦国の兵糧

 箱根町職員の趣味のクラフト作品などを集めた展示会(終了)に、戦国時代の兵糧「芋がら」が展示された=写真。作者は上下水道温泉課の勝又啓之さん(40)。テレビ番組などを参考に、自宅近くで育てていたサトイモの茎を使い、2週間かけて乾燥させた。昔の兵士は味噌で味付けしたうえで乾燥させ、荷物を縛る縄などに使い、必要な時にちぎって鍋で煮て食べたとされる。染み込んでいた味噌が溶け出す仕組みだ。お湯で戻し、ダシ汁で煮込んだものを記者も試食したが、旅館でも出せそうな「おふくろの味」。兵士はこれを食べながら、戦場で何を思ったのか――

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