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公開日:2017.12.15

市民ホール整備事業
モチーフは兜造り

2021年度オープン目指す

 小田原市は12月11日、市民会館の老朽化に伴って進めている市民ホール整備事業について、鹿島建設・環境デザイン研究所共同企業体(JV)を優先交渉権者に決定したと発表した。9日に市民を前に公開プレゼンなどが行われていた。

 同JVが提案するホールのコンセプトは「凛とした廊」。特徴的ないぶし銀の大屋根は、日本の伝統的民家の兜造りをイメージしている。1階から3階に位置するロビーやカフェテリア、ホワイエなどからは、西側に小田原城天守閣や箱根の山々を望み、「眺望の舞台」として小田原の新名所をめざす。また、ホールの存在によって街の回遊性を高め、にぎわいを創出することを目的に、西側のお堀端通りと東側の国道を結ぶ通路「ときめき導火線」など、施設内には5つの回廊を設ける。市は今後、同JVと来年1月下旬に事業協定を締結。2018年度中に設計、19〜20年度中に工事が行われ、21年度秋のオープンを見込んでいる。

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