箱根・湯河原・真鶴版
公開:2018年1月12日
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箱根町宮城野地区で、町営住宅と国道138号線沿いのコンビニなどを結ぶ無料の定期送迎便が10月から走り始めた。箱根老人ホームが送迎用のワンボックス車(7人乗り)を活用して始めたもので、買い物の荷物がこたえる高齢者などの支えになっている。
同ホームは社会福祉法人 県社会福祉事業団が運営する施設で、地域貢献の一環で宮城野限定の送迎車を企画。町社会福祉協議会などと話し合い、買い物や通院の大変さなどニーズを調べたうえで周知した。
車は月曜と木曜、午前にさくら館や外輪山側の町営住宅からの2便を出し、宮城野出張所や銀行支店などが集中するコンビニとを結ぶ。午後は逆方向の帰路2便を出している。便によっては利用者がいなかったり、1人〜2人程度という事もあるが、地域の高齢者は増えつつあり共助のモデルケースとも言えそうだ。
町社協は町内の一部で困りごとのアンケートを実施しており、高齢者の悩みの中では重い物の運搬や高所作業、買い物などが挙がった。大平台地区では昨年4月から自治会が中心となり、一部有償を含むボランティア組織「あじさいの会」が発足している。