箱根・湯河原・真鶴版
公開:2018年3月9日
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箱根町役場横にある町観光協会が、来月1日から「箱根版DMO」として再出発する見込みとなった。DMOとは観光と経営、組織を意味する英語の略称で、観光地の稼ぐ力を引き出す組織として注目されている。
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箱根の観光動向は2011年の震災や2015年の大涌谷での火山活動で大きく影響を受け、その後課題を抽出すべく調査をした結果、組織強化などの必要性が浮かび上がったという。
箱根町観光協会は400ほどの法人・個人賛助会員を擁し、母体の活動は従来どおり大きくは変わらないが、この春からはさらに町の観光動向やマーケティングリサーチなどの配信、外国人観光客向けの旅行コーディネートなど、活動の幅を広げる。マンパワーの面では協会事務局に大手旅行会社から数人の出向者が加わるほか、各地域の観光協会長たちの交流も増やし、情報交換を促進する構想だ。同協会の高橋始専務理事(68)は「行政と地域との連携を今より深める。好循環サイクルを生み出し、地域が稼げるよう取り組みたい」と語った。
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