箱根・湯河原・真鶴版 掲載号:2018年5月25日号 エリアトップへ

真鶴町商工会青年部の部長になった 菊原 慶太さん 真鶴町真鶴在住 35歳

掲載号:2018年5月25日号

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率先のキャプテン

 ○…真鶴の観光行事の縁の下を支える青年部。新部長は笑顔になると両目が頬に埋まる。入部は3年前。知人から電気工事を頼まれて、行ってみるとそこには青年部の面々が…「定例会って知ってた?」。罠にかかった。一番の思い出はお林展望公園がハワイムードに一変する主催イベント「マナ真鶴」の運営。メンバーの誰もが仕事や家庭をやりくりし、準備は日付が変わるまで続いたが、本番でフラダンス出演者や親子連れの笑顔を垣間見た。「続けなきゃ」と使命感がわいた。

 〇…真鶴に生まれ育ち、中学から始めたウェイトリフティングで全国大会にも出場。湯河原高校の頃には97kgを持ち上げる筋肉マンだった。卒業後に父・高志さんの営む電気工事会社に入社。父は「見て覚えろ」という根っからの職人気質で怖い存在だったという。早く一人前になりたい一心で数学を勉強し直し、資格を取得。こっそり別の職人にコツを教えてもらうこともあった。それから二人三脚で15年、昨年還暦を迎えた父から独立を勧められ、巣立つことに。だがその矢先に父が病で倒れた。代打で向かった現場で父が設計した配電盤に出会った。ボタンを押す必要もなく、必要な作業にみずから気づいて作動する。顧客のニーズをくみ取る技術に目をみはった。

 〇…どのイベント会場にも多くの汗が染み込んでいる。苦楽を分かち合える仲間は宝だ。以前、先輩の部長が誰よりも早く現場に来て作業していた事が忘れられない。姿勢を正し「自分もあれこれ言いたいから、動かなければ」。汗をかいて帰宅しても、痛風のため好きなビールが飲めない。会社の名前は愛する子ども3人の名前から華の一文字をとった「三華電工」。支えるものは多く、作業服の背中は広い。

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