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箱根・湯河原・真鶴 トップニュース経済

公開日:2018.06.22

真鶴駅周辺
大胆構想、夏から検討
半島への右折レーン、橋上駅舎など

  • 拡幅して車を通す構想も

  • 現在の駅前ロータリーを拡げる構想のひとつ=基本計画より

町の南北、往来しやすく



 真鶴町が駅周辺の「構想検討会」を早ければ7月にも立ち上げる。県やJR、自治会や商工関係者とともに町活性化や渋滞などの課題に向き合う。



 町は28年度に「町の門口構想」を、昨年度はより具体化した「駅周辺環境整備基本計画」を作った。町が描く将来像を示したもので、主要道路の改善や駅前広場を拡大する構想、小中の統合検討なども含んでいる。検討の末、実現可能なものから設計などに具体化しそうだ。慢性的な渋滞が続く国道135号線は半島側への右折レーンを確保するため、駅舎側などに拡幅する構想。ただし駅南側の町有地は駐輪場程度しかなく、JRなど民間土地所有者との調整が前提になる。



隧道の拡幅工事概算で約70億円



 町は国道とJRの線路によって二分されているのが現状だ。そのため橋上駅化や線路をまたいで南北をつなぐ2本目の人道橋の整備、北側の旧保健センターの敷地を活用して北口にも駅前広場を作る案や、南側の旧パチンコ店の駐車場部分まで広場を広げるなど大胆な構想を掲げた。ただ費用のハードルは高い。郵便局の裏にある隧道=写真左を車が通れる8mに拡げ、南北の往来をしやすくする工事は70億円ほどの試算。基本計画では県代行制度や過疎債などの活用も提案されている。

 

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