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塩入冬湖さん(FINLANDS)ライブで全国転々 名前の由来は冬の芦ノ湖

文化

公開:2018年11月30日

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今月2日、新代田FEVER(世田谷)で歌う
今月2日、新代田FEVER(世田谷)で歌う

ねじれる心を吐露するような独特の声色を交え、観客をかき立てるギターロック。箱根町出身のアーティスト・塩入冬湖さん(28)が加わるバンド「FINLANDS」が、下北沢などを中心に全国各地で精力的な公演を続けている。

 FINLANDS(フィンランズ)は塩入さんと、中井町出身のコシミズカヨさんの2人で5年前に結成したバンドで、ライブでは北欧風の名前に合った冬物コートを着込んでステージにのぼる。楽曲「さよならプロペラ」は北海道日本ハムファイターズのテレビCMでも使われ、この夏には2枚目のフルアルバム(DVD付)をリリース。10月16日に渋谷・クラブクアトロで開かれたワンマンライブはソールドアウトとなった。

 作詞作曲は塩入さんが手掛け、これまでに約90曲を作ってきた。恋心をさらけ出すような歌詞には、脆さや鋭さも混じる。拳を突き出していたファンは「突っ走る感じ、声が独特」と話していた。

 釣り好きの父が、美しい芦ノ湖の冬景色から名付けた「冬湖」は実名。箱根の旅館で育ち、中学生の頃からスピッツやミッシェルガンエレファント、椎名林檎などの曲を聴いた。ライブに行くようになり「私もギターを弾いてみたい」「バンドを組みたい」と思いがつのり、軽音部のある高校へ進学。ここで盟友・コシミズさんと出会った。

 FINLANDSのライブは人で埋まった会場を揺らすように激しいが、ソロ活動中は別人のよう。この秋、熱海梅園のアートイベントに出演した時は物語るように歌った。もはや全国規模だが、意外にも小田原箱根で歌った事がない。里帰りした時は芦ノ湖をドライブしたり、仙石原の太原(中華)を訪れるという。「コンビニや小さなお店が増えてもいい意味で変わらない町。箱根出身者として、もっと町の良さを出していけたら」とコメントした。楽曲はYouTubeでも視聴でき、年末年始の出演予定は公式HPに掲載されている。
 

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