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闇に浮かぶ 火の梵字

文化

公開:2018年12月14日

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大学生の山本さんが舞うように松明をふるう
大学生の山本さんが舞うように松明をふるう

 箱根板橋駅近くの秋葉山量覚院で12月6日、無病息災を祈る行事「火防祭」が行われた。ブオーというほら貝とともに修験者装束の山伏たちが来場。祈りの声が響くなか、山本俱徳山主の長男・山本祐聖さん(19)が松明を握って闇に梵字を書いた。今回で3回目という山本さんによると「儀式中は高揚して頭がまっ白でした」。会場中央の炎は薄く拡げられ、赤くくすぶる灰の上を山伏たちが裸足で闊歩。信徒や観光客も続々と靴を脱ぎ「オンヒラヒラケンノウソワカ」の真言を唱えながら踏みしめた。
 

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