「絵になる」杉並木や関所も経由
箱根関所が来年関所開設400年となり、湖畔の元箱根・箱根地区で5月26日に大名行列が行われることがほぼ確定した。この地域では2007年に関所の復元を記念して大名行列が開かれた事があり、12年ぶりとなる。
11日の町議会答弁で町長が明らかにしたスケジュールによると、スタート地点は箱根神社で、その後に元箱根園地や杉並木、箱根関所を通り箱根町港に至る行程。奴(やっこ)の演技や和太鼓、ソーランなども盛り込み、歌手で箱根の親善大使を務める八代亜紀さんのゲスト参加も検討しているという。詳細は年明けに発表される見込み。
杉並木は江戸時代に行列が通った道で、12年前を知る近隣の住民たちは「並木だけは通ってほしい」「どこよりも絵になる」と話す。並木は江戸時代初期に街道整備の一環で川越藩主・松平正綱が植えたもので、昭和35年に国史跡に指定された。近隣でレストランを経営する松井大吉さん(74)は「昭和の頃も地域住民が行列に参加するため、隣の恩賜公園の原っぱで練習していた記憶がある。盛り上がってほしい」と期待を語った。
また400年の記念ロゴを作るほか、シンポジウムも開いて静岡の新居や群馬県の碓氷などの関係者を招き、関所と周辺地域との関わりなどを語り合う。また浮世絵の製作工程をイメージしたスタンプラリーも実施し、箱根と元箱根の回遊を促進するという。
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