箱根・湯河原・真鶴版
公開：2018年12月14日
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三島市長と函南・箱根町長、小田原市長
日本遺産「箱根八里」がある２市２町の首長などが、12月３日の街道フォーラム（箱根）で観光振興策を語り合った。
加藤憲一小田原市長は実際に箱根〜三島間を踏破した経験を織り交ぜながら、案内役などの人材育成や標識の充実などを提言。「小田原はかつて宿場町だった。まず１泊してもらう事を定着できないか」と語った。箱根の山口昇士町長は「箱根だけが良ければいいのではなく周辺市町と連携して滞在日数を増やしたい」と意気込みを語り、来年の箱根関所４００年行事について説明した。仁科喜世志函南町長は静岡側に残る石畳をはじめ道の駅「伊豆ゲートウェイ函南」などの観光施設を紹介。三島市の豊岡武士市長は「箱根八里へのアクセスが課題だ」とし、沿道の「お休み処」整備などを提言した。箱根八里は小田原城や甘酒茶屋、石畳や三嶋大社などを構成要素に、５月に日本遺産に認定された。小田原・箱根の観光客は年間のべ約２７６３万人で、西の三島・函南は９６２万人。今後は国補助金を使い２市２町の周遊促進策を打ち出す。
