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白タク排除へ 春節に動く タクシー会社「地道にやるしかない」

社会

掲載号:2019年2月22日号

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到着した車に声をかける小田原署員
到着した車に声をかける小田原署員

 白タク行為を減らそうと、関東運輸局や小田原署、タクシー会社が5日、春節の大涌谷で啓発活動を行った。「それらしき」車はあるものの違法行為の確認は難しい。歯がゆさの中で関係者は声を掛け続けた。

 白タクで多いとされるのが「わ」ナンバーのレンタカーやワンボックスカー。こうした車両が大涌谷に到着するたびに小田原署員が旅の目的や、乗っている人が誰なのかを尋ねる。返事の多くは「家族」「親類」だ。

 白タクの増加はアジア系の観光客が団体旅行から個人旅行にシフトしたことも影響している。タクシー関係者によると、中には都内から客を乗せ観光地をめぐり名古屋や関西の空港で降ろす長距離型もあるという。こうした車が箱根で検挙された前例はない。いずれも家族連れを装ったり渡航前にカード決済しているため、金銭授受などの確認は難しくなっている。

 「無許可のタクシー行為は罰せられます」と数カ国語で示したチラシを手渡す。参加したタクシー会社は「地道に啓発して『やばい』と思わせるしかない」とつぶやいた。

 大涌谷以外のスポットでもレンタカーが有料駐車場横で人を降ろしては去ってゆく光景が増えている。ある美術館の駐車場係員は「外国人の家族連れは運転手だけ入館しない。有料駐車場にも入らず、近くの路上で客が観終わるのを待っているんだ」。

 正規のタクシーが観光客を取り返すには、摘発や啓発活動に加えて白タクを圧倒するサービスや語学力を磨くなど、自助努力も欠かせない。外国人観光客の中でも中国・韓国人系観光客の比率は大きく、地元タクシー会社の中には中国語が堪能なドライバーが所属している企業もある。その一方で「タクシー乗務員は高齢。英語に加えて中国語を学ぶのは辛い」と難色を示す企業や「最近はスマホや翻訳ツールを使って対応できる」といった声も。外国人客の増加に対応する現場の苦労も垣間見えた。

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