箱根・湯河原・真鶴版
公開:2019年3月8日
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接客するのは認知症の人。もしかしたら、注文を間違えるかもしれない。そんな豆腐屋カフェが3月10日(日)に町立湯河原美術館の「ミュージアムカフェ・アンドガーデン」で開かれる。時間は10時〜午後4時。
認知症の人達とともに暮らす寛容な社会づくりを目指し、町田や御殿場の飲食店でも開かれている取り組み。今回は小田原市グループホーム・小規模多機能連絡会の川井悠司代表(40)がアンドガーデンを運営する浅沼宇雄さん(44・湯河原町宮上の豆腐店「十二庵」代表)とタッグを組み、開催にこぎつけた。川井さんが目指すのは間違っても、笑顔でいられる雰囲気。「室内にこもりがちな認知症の人が表に出る機会や、社会参加につながれば」と願う。この日は地元湯河原在住者を含む20人の認知症のスタッフが交代で働く。メニューは普段よりも数を絞っているものの、基本的に周囲は手を出さずに接客してもらう予定だ。
浅沼さんは祖母(故人)が認知症だった。「人間は間違えるもの。最近は自分に厳しく、他人にも厳しい人が増えた気がする。『まあいいか』をキーワードに、お互い愛をもって接する空気が生まれれば」と話している。
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