箱根・湯河原・真鶴版
公開:2019年4月5日
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3月31日に開かれた湯河原のオレンジマラソン(10Km)で、1282人のランナーがオレンジラインを駆け上った。延々と続く坂道では住民が「もう少し」「がんばれ」など手を叩きながら応援。大勢の足音とともに「苦しい」「あー」などの呻きが聞こえた。1位は32分28秒でゴールした小田原市役所の地域政策課職員・樽木将吾さん(28)で、これで4連覇。福岡国際で39位に入る実力派で「今回は風がきつかった。オレンジマラソンは10連覇したい」と語った。
ランナーの中には遍路姿や頭にオレンジを載せて走る人も。サッカーボールの着ぐるみで完走した勝又亮二さん(72歳・茅ヶ崎市)は「体全体で風を受けて大変でした。子どもたちの応援が励みでした」と汗だくだった。着ぐるみは5着目という。1時間10分49秒で1230位、頭上の国旗はゴールまで倒れなかった。
今回も大勢のボランティアが縁の下で大会を支えた。温泉場の給水所では佐藤廉君(泉小5年)は大勢のランナーに「どうぞ」とコップを差出し、剱持公太郎君(湯河原小5年)が落ちたコップを懸命に回収していた。