箱根・湯河原・真鶴版
公開:2019年5月1日
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箱根海賊船の新造船「クイーン芦ノ湖」(定員541人)が4月25日にデビューし、報道や地元関係者を招いた試乗会が行われた。東京五輪を前にした大型投資として12億5千万円をかけて建造された船は従来の戦う海賊船イメージと異なり、宮殿を思わせる上品な装飾に包まれている。
デザインはJRの豪華列車「ななつ星in九州」を手掛けた水戸岡鋭治氏によるもので、船内の組子などの装飾は同列車に携わった職人が手掛けている。特別船室には女王気分に浸れる玉座があり、外のデッキには映画「タイタニック」のようにカップルが身を乗り出して撮影できる見晴らし台も複数作った。売店もラグジュアリーな品揃えにこだわり、生ビールや国産ワイン、ナッツ類、湯河原「ちぼり」の菓子などを並べている。
岡本裕之社長は「心ときめくクルーズをコンセプトに進めてきた。期待以上の船です」と語った。